３月高校卒業者の就職率　全国　９８・０％で横ばい　道内やや下降し９６・２％

（道・道教委 2024-05-28付）

　文部科学省は高校卒業予定者の就職状況(３月末現在)に関する調査結果を取りまとめた。全国の就職率は前年同期と比べ同率の９８・０％。道内では１・４ポイント下降し９６・２％となった。

　高校生の就職問題に適切に対処するための参考資料を得るため、今春の高校卒業者で就職を希望する者の就職状況を調査したもの。

　全国の国公私立の高校・中等教育学校の卒業者９２万５３３９人のうち、就職を希望した１２万９９０７人を対象に調査した。

　全国の就職率のうち、男子が前年同期と同率の９８・４％、女子が０・１ポイント下降し９７・２％。学科別では工業（９９・５％）、水産（９９・２％）、商業（９８・９％）、福祉（９８・９％）、情報（９８・８％）、農業（９８・７％）、家庭（９８・４％）、看護（９８・３％）の順に高い。

　都道府県別では福島県と富山県が９９・９％と最高。最も低いのは沖縄県（９０・７％）で、神奈川県、千葉県、滋賀県、北海道、大阪府と続いた。

　道内における就職希望者数は６１３７人、就職者数は５９０１人。就職者全体の６・６％が道外企業に就職している。

(道・道教委 2024-05-28付)