道教委　６年度働き方改革推進事業　９地域２０校で業務改善　副校長・教頭業務負担軽減も

（道・道教委 2024-05-27付）

　道教委は働き方改革推進事業の６年度推進地域・推進校を決定した。新規３地域を含む９地域、新規８校を含む２０校で、本年度からスタートした第３期北海道アクション・プランを踏まえた実効性の高い業務改善の取組を推進。成果を全道へと普及させる。２８日に開催するキックオフミーティングを経て本格的な取組を開始する。

　同事業は学校の実態に応じた効果的な働き方改革を進めるため２年度から開始した。

　北海道アクション・プランでは「校務の効率化と役割分担の推進」など五つの柱を掲げ、重点項目として「副校長・教頭業務の縮減」「働き方改革の意識を高める取組の推進」を追加。

　新プランを踏まえ役割分担の見直しや業務の簡素化による「副校長・教頭の業務平準化・省力化の推進」を必須の取組として位置付けた。

　推進地域には岩見沢市、北見市、根室市が新たに加わり、留寿都村、室蘭市、新冠町、旭川市、小平町、幌延町の計９地域になった。

　時間外在校等時間を月４５時間以内、１年で３６０時間以内とする目標を達成するため必要な環境整備に努め、推進校の取組を普及させる。

　推進校は小学校７校、中学校２校、高校９校、特別支援学校２校の計２０校。また、学校力向上に関する総合実践事業の中核校・指定校のうち１５校を「推進校に準ずる学校」として位置付け、教育局による助言を受けて取組を推進する。

　事業開始に当たりキックオフミーティング会議を２８日午後２時からオンラインで開催する。本年度の事業展開の説明のほか、働き方改革の基本的な考え方などに関する講話などを行う。

　推進校はつぎのとおり。

▼働き方改革推進事業推進校

▽空知＝岩見沢市栗沢小（新規）、栗山高

▽石狩＝野幌高、当別高、札幌北陵高（新規）

▽後志＝留寿都村留寿都小

▽胆振＝室蘭市東明中

▽日高＝新冠町新冠中、浦河高

▽渡島＝七飯高（新規）

▽檜山＝今金高等養護（新規）

▽上川＝旭川市東光小

▽留萌＝小平町小平小、留萌高

▽宗谷＝幌延町幌延小（新規）

▽オホーツク＝北見市大正小（新規）、北見支援

▽十勝＝幕別清陵高（新規）

▽釧路＝阿寒高

▽根室＝根室市北斗小（新規）

▼推進校に準ずる学校

▽空知＝岩見沢市岩見沢小

▽石狩＝北広島市東部中

▽後志＝小樽市稲穂小

▽胆振＝登別市幌別中

▽日高＝浦河町堺町小

▽渡島＝知内町知内小

▽檜山＝厚沢部町厚沢部小

▽上川＝旭川市大有小、名寄市名寄東小

▽留萌＝留萌市港南中

▽宗谷＝稚内市稚内南小

▽オホーツク＝網走市南小

▽十勝＝帯広市西陵中

▽釧路＝鶴居村鶴居中

▽根室＝別海町別海中央小

(道・道教委 2024-05-27付)