道租税教育推進協 ６年度総会　会長に河村氏 道中会長　副教材作成等、電子化検討

（関係団体 2024-06-10付）

河村新会長

　道租税教育推進協議会（道租推協）は５日、札幌第２合同庁舎で６年度総会を開催した。租税教育用副教材の作成・配布、電子化の検討などを盛り込んだ事業計画などを承認。役員改選では、道中学校長会会長の河村克也氏を新会長に選出した。

　開会あいさつに立った森田聖吾会長は、同会の目的に立ち返り「きょう参加した皆さんとの連携を一層強化するとともに、様々な課題に対する意見・情報交流を深めるなど、共に歩み続けることが重要」と協力を呼びかけた。

　議事に移り、５年度事業報告や６年度事業計画案などについて審議。

　６年度の基本方針として、同会の設立目的「児童生徒にチアする租税教育の推進・充実を図る」ための各種施策を引き続き推進していくと掲げた。

　具体的な取組として①租税教育用資料（副教材等）の作成および配布②租税教育に関するアンケートの実施③各種作品募集の支援④教育関係者に対する情報提供等―などを盛り込んだ。

　副教材は、小学６年生用と中学３年生用があり、６年度版（中学３年生用のみ）を９月末までに配布。７年度版の作成に着手する。

　また、デジタル化社会の進展、ＧＩＧＡスクール構想による１人１台端末の導入などを背景に、副教材の電子化を検討する考えを示した。

　役員改選では、河村氏を新会長に選出。河村新会長は、社会や教育情勢の変化に触れ「児童生徒が発達段階に応じて、社会との関わりを意識しながら税の意義や役割について考え、自分事として問題について考える力を育むことは重要」と強調。事業計画の確実な推進に向けて、役員や運営委員をはじめとする関係者に協力を呼びかけた。

　６年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝河村克也（道中学校長会長）―新

▽副会長＝山本純史（道教委学校教育監）

▽幹事＝山本倫彦（道総務部長）―新、首藤好明（札幌国税局総務部長）―新

▽事務局長＝勝野昌博（札幌国税局国税広報広聴室長）―新

(関係団体 2024-06-10付)