小規模総合学科等高校魅力化事業 美唄尚栄など12校指定 地域連携し教育活動活性化を 道教委
(道・道教委 2024-06-11付)

 道教委は、小規模総合学科校等による地域と連携・協働した高校魅力化推進事業の6年度指定校を決定した。美唄尚栄高校などの総合学科設置校や、単位制、連携型中高一貫教育を導入している12校を指定。各指定校は「地域と連携・協働した組織体制の構築」など三つの実践テーマに沿った教育活動を展開し、本道高校教育の活性化につなげる。

 事業は、小規模校となった総合学科校等において、地域創生の観点から地域と連携・協働して実施する高校の特色化・魅力化に向けた取組を支援し、高校の教育環境の充実、成果の普及を図るもの。

 対象は、1学年3学級以下の全日制道立高校のうち、総合学科設置校、普通科単位制・専門学科単位制、フィールド制、連携型中高一貫教育を導入している学校。

 指定校は、実践テーマ①地域と連携・協働した組織体制の構築②地域創生や持続可能な社会づくりの観点からの探究活動等の充実③その他、地域の高校としての魅力化を推進するための教育活動―に関する取組を進める。

 研究指定期間は1年間。取組内容等について生徒や保護者、地域住民の理解を深めるとともに、他校における教育活動の参考となるよう、各種研修会等で活用が可能なプレゼンテーション資料を作成してホームページで公開するなど、積極的な情報発信に努める。

 本年度は、総合学科を設置している美唄尚栄高、単位制を設置している登別青嶺高校、連携型中高一貫を導入している鵡川高校など12校を指定した。

 指定校は随時募集している。

 本年度の指定校と実践テーマはつぎのとおり。

▼地域と連携・協働した組織体制の構築

▽総合学科=余市紅志、池田

▼地域創生や持続可能な社会づくりの観点からの探究活動等の充実

▽総合学科=浦河、森、斜里、標茶

▽連携型中高一貫=湧別、鹿追

▼その他、地域の高校としての魅力化を推進するための教育活動

▽総合学科=美唄尚栄

▽単位制=登別青嶺、音更

▽連携型中高一貫=鵡川

(道・道教委 2024-06-11付)

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