自転車ヘルメット着用促進へ　通学届出で項目追加を　交通事故に備え　道教委

（道・道教委 2024-06-12付）

　道教委は７日付で児童生徒の自転車乗車用ヘルメットの着用促進を呼びかける通知を各教育局・道立学校長に送付した。自転車通学許可の条件にヘルメット着用を義務付けるほか、自転車通学の届け出においてヘルメット着用の項目追加を検討するよう求めた。

　道警の発表によると、高校生が被害に遭った交通事故の７割が自転車乗用中に発生。改正道交法の施行で５年度から自転車用ヘルメットの着用が努力義務となったが、５年の高校生のヘルメットの着用率は４・１％となり、３年の９・４％から下降している。

　ヘルメットが交通事故遭遇時の被害軽減に大きな効果があることから、道教委はことし４月にも自転車通学許可の条件や通学届け出などで検討するよう要請。自転車通学の届け出状況など道立学校における実態を調査した上で、ヘルメット着用を促進するよう求める通知を再度送付した。

　また、札幌西高校演劇部の協力を得て道警が５年度に制作した動画「自転車乗車用ヘルメット着用啓発ＣＭ」の活用を周知した。

(道・道教委 2024-06-12付)