教員研修プラットフォーム（Ｐｌａｎｔ）　道内で本格運用始まる　道教委　ＩＤ検索ツールも作成

（道・道教委 2024-06-17付）

　道教委はきょう１７日から、全国教員研修プラットフォーム（Ｐｌａｎｔ）の研修申し込みなどの機能を使用開始とした。これに伴い、研修コンテンツの視聴のほか、研修情報の検索・申請・受講・成果確認など全ての機能が利用できるようになった。教育委員会、校長用に各種ＩＤの検索ツールも新たに作成し、活用を呼びかけている。

　Ｐｌａｎｔは、研修履歴に基づき教員の資質向上に関する指導助言を行う研修制度の効率的・効果的な実施に資するよう文部科学省が開発。手作業で行っていたエクセル入力が自動化されるほか、研修情報や研修コンテンツの検索・視聴によって、教員自らの主体的学びを促進する効果が期待されている。

　道教委は新システムの段階的な運用を進めており、５月２７日付で各教育委員会に対して教員用アカウントを配布。研修コンテンツの視聴など一部の機能の利用が可能となった。

　１７日からは、職務研修の申し込みと本人が必要と認める研修受講履歴記録の入力が可能に。教育委員会・学校は研修の承認・受講決定・修了処理の機能が活用できるようになった。

　利用に当たっては、教員用アカウントをもとに初期パスワードの変更とメールアドレスを更新する必要がある。２段階認証機能が付けられており、ログインのたびにメールアドレスに通知されるパスワードを使用する。

　道教委はこれらの初期作業、研修の検索・申し込み、受講履歴出力の手順を解説する動画・リーフレットを作成して関係者に周知。また、操作方法、パスワード再発行、ログインなどの問い合わせ先の担当窓口を一覧化し、確認の上で窓口に問い合わせるよう呼びかけている。

　研修受講予定者の確認や所属教員から照会があった際に活用できる「ログインＩＤ検索ツール」も新たに作成。職員番号から県費負担教員のログインＩＤを一括で検索し、受講履歴を取り込む際に活用できる。

　５年度後期分受講履歴は、精査を行った上で取り込み、関係者に周知する。

(道・道教委 2024-06-17付)