7年度公立高校入選学校裁量 学力検査 207校で実施 道外受入 岩農など道立40校で(道・道教委 2024-06-17付)
道教委は14日、7年度公立高校入学者選抜における学校裁量の実施予定および推薦入学者選抜実施校における入学者の受け入れに関する方針等を発表した。全日制・定時制課程で学力検査を実施するのは、207校328学科、推薦入試は、全日制167校279学科、定時制20校24学科で実施。道外からの受け入れは、岩見沢農業など新規7校を含む、道立40校63学科、市町村立9校9学科で実施する予定だ。
道内の公立高校は、道教委が定める実施要項に基づいて入学者選抜を実施している。ただし、札幌市立、知内町立、奥尻町立、音威子府村立、三笠市立、大空町立、日高町立、ニセコ町立、浜中町立の高校は、道立高校入学者選抜実施要項によらず、市町村独自の要項で選抜を行っている。また、天売、幌加内は、独自の要項で選抜を行うが、定時制で一般入学者選抜のみを実施。前年度まで道立高校の要項に準じて行っていた霧多布、幌加内は独自の要綱で行う。
ニセコは、8年度から定時制農業科を募集停止し、全日制総合学科を新設。これに伴い、8年度入選から学力検査を実施する。
7年度に一般入学者選抜(学力検査)を予定している学校・学科(コース)数は、207校328学科。コース別に選抜を行う市立札幌平岸、市立札幌清田、三笠はコース数を、市立札幌大通は午前部・午後部・夜間部を学科数としてカウントしている。
学力検査の傾斜配点は、13校13学科、実技は2校2学科で実施。受検者全員を対象とした全員面接は147校242学科で行う。
複数尺度による選抜の比率のうち、音威子府美術工芸は「学力検査の成績を重視」を「学力10:評定0」、「個人調査票の評定を重視」を「評定6:学力4」に変更する。
推薦入試は全日制167校279学科、定時制20校24学科で実施。うち全日制普通科は100校103学科が実施する予定。
面接以外の実施項目では、英語の聞き取りテストが3校4学科、英語による問答が9校11学科、実技が2校2学科、作文が41校66学科、適性検査(札幌市立)が1校2学科となった。
普通科における推薦枠の設定状況は、40%が18校、30%が41校、20%が32校、10%が10校。市立札幌平岸のデザインアートと市立札幌清田のグローバルは独自に50%と設定している。
普通科以外のうち、農業科・水産科をみると、90%が16校37学科、50%が4校8学科。
その他の学科は、50%が62校117学科、40%が1校1学科、30%が6校10学科。三笠の食物調理科は独自に60%、音威子府美術工芸は75%と設定している。
道外から出願できる学校・学科数は、道立で前年度比4校14学科増の40校63学科。新たに、岩見沢農業の6学科、蘭越普通、上士幌普通、大樹地域探究、帯広農業3学科、厚岸翔洋普通、標津普通が受け入れる。市町村立では、新たに霧多布普通、幌加内農業科が受け入れ、計9校9学科が受け入れる予定。
入選に関する今後の日程をみると、一般入試の学力検査を7年3月4日、追検査を3月11日に実施。推薦の面接を2月10日、合格発表を3月17日に行う予定。
(道・道教委 2024-06-17付)
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