札幌光陽小　ＪＲタワー見学　あれがテレビ塔かな　事前学習もとに景色楽しむ

（札幌市 2024-07-04付）

　札幌市立光陽小学校（髙橋直之校長）の３年生約９０人は６月２６日、札幌市内のＪＲタワー展望室を見学した。事前学習をもとに東西南北の風景を自分たちの目で確認。視界いっぱいに広がる眺望を楽しむとともに、自分たちが住むまちの特色について理解を深めた。

　３年生の社会科の授業として例年実施している「まち探検」の最後の授業。児童たちは分担して札幌市の特徴や良さを話し合い、絵地図を活用して特色のある建物や場所を記録。それぞれの区の違い、自然の豊かさ、公共交通機関など札幌市の特色を学んだ。

　この日に備えて児童たちは、ホームページなどで訪問先から見える景色を事前に調査。調査する視点ごとにグループをつくり、調べたい建造物、山や川を白地図に位置付けた。

　当日ははじめに札幌大倉山ジャンプ競技場を訪問。札幌オリンピックミュージアムではクイズ形式で五輪の歴史を学んだほか、展望台に登って街並みの様子を確かめた。

　つぎにＪＲタワー展望室に移動し、札幌市の東西南北の風景を確認。「あれがテレビ塔かな」「海が見える！」などと歓声が上がり、楽しみながら学びを深めている様子だった。児童の一人は「北には石狩湾や百合が原公園、西には三角山や手稲山が見えた」と事前学習の内容を丁寧に確かめた。

　引率した田中玲太郞教諭は、オリンピックや雪など様々な教育資源のある札幌市の特徴を踏まえ「暮らしている人々への思いをはせながら、自分たちの住むまちを一層好きになってくれたら」と話した。

(札幌市 2024-07-04付)