中核教員として研鑚 小・中運営研Bブロック 胆振局
(道・道教委 2024-07-11付)

 【室蘭発】胆振教育局は1日、公立小・中学校運営研修会(Bブロック)をオンラインで開催した。胆振・日高・渡島・檜山管内の教員約60人が参加。教育課程の編成・実施・改善等に関する講義やグループ協議を通して、学校運営の中核となる教員として必要な資質・能力の向上を図った。

 同研修会は、初めて教務主任を担当する教員のほか、教務・研修を推進するなど、学校の教育活動推進の中核となる教員に対し、教育課程の編成・実施・改善等に関する実践的な研修を行うもの。

 冒頭、丸山敏儀教育支援課長は「一期一会を大切にして、これまで経験してきたこと、これからの立場で取り組んでいくことを共有し、心理的安全性のもと考えを伝え合ったり、新しい気付きを交換する1日にしていただきたい」と呼びかけた。

 引き続き、鈴木理抄義務教育指導班主査が教務主任の役割やカリキュラム・マネジメントについて説明。中脇尚子主任指導主事が授業改善について講義を行った。

 実践発表では、壮瞥町立壮瞥中学校の安藤素子教諭が「教務主任にとって大切なこと~小中一貫教育に向けて」と題して、小中一貫教育の取組に向けた自身の役割や、教務主任として心がけていることなどを発表。

 また、苫小牧市立豊川小学校の笹渕光太郎教諭は「授業改善に取り組むために教務主任としてできること」をテーマに、自校の授業の様子を動画で示しながら、主体的により良い学びを試行錯誤する子の育成に向けた学校全体の組織的な取組を紹介した。

 参加した教員からは「職員室での会話を大切にして一つの悩みに対して、みんなで話し合える雰囲気をつくり上げるのも、教務主任の大切な役割であることにあらためて気付いた」「教務主任として授業改善の取組を数多く実践しているのに驚いた。少しずつ自分も実践していきたい」などの声が上がった。

(道・道教委 2024-07-11付)

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