道研連加盟機関向け　現場の声が次年度の研究に　道研　研究要望アンケート　本道の教育課題解決へ

（道・道教委 2024-07-12付）

道研研究要望アンケート二次元コード（クリックすると拡大表示されます）

　学校に役立つ研究を共に創造しませんか～あなたの声を道研の研究に―。道立教育研究所は、本年度からプロジェクト研究に関する意見を募る「研究要望アンケート」を実施している。各校種の校長会や道教委・各所管機関、道立教育研究所連盟（道研連）の加盟機関などに向けて次年度以降のプロジェクト研究におけるテーマや内容を募集。関係機関から広く要望を募り、本道の教育課題の解決、研究成果の普及・発信につなげる。８月９日締め切り。

　道研は「本道の教育課題の解決に資する」「最新の教育動向を踏まえる」の２点を基本方針として調査研究を推進。本年度は、研究方針「新しい時代に対応し、北海道らしい教育施策につながる研究の推進」のもと「初任段階教員の資質・能力の向上に向けた効果的な研修プログラムの開発」「北海道の地域特性を生かした系統的な教育カリキュラムのＳＴＥＡＭ化」など五つをテーマに据えた研究を進めている。

　アンケートは、研究成果の普及・発信、研究所の役割に鑑み、本道の教育課題の解決に資する研究のさらなる充実を図っていくことを目的に本年度初めて実施するもの。次年度のプロジェクト研究について各関係者から広く要望を募り、研究のテーマ設定や内容の充実につなげる。

　アンケートでは「ＳＤＧｓ・ＥＳＤの推進」「新しい時代に必要となる資質・能力の育成」「ＳＴＥＡＭ教育の推進」など、北海道教育推進計画の各施策項目から道研のプロジェクト研究として希望する内容を選択。併せて、具体的な内容やその理由を自由記述で入力する仕様となっている。

　アンケート結果を踏まえて、次年度の研究テーマを設定。１０月ごろに集計結果をまとめ、内容の精査を経て、来年３月ごろに研究テーマを決定する見通しだ。

　道研では「道教委のシンクタンクとして、学校や教育機関のニーズを把握し、道教委の施策の実現に生かすとともに、学校の教育実践に役立つ研究となるようにテーマ設定や研究内容の充実につなげたい」と期待する。

(道・道教委 2024-07-12付)