札幌真駒内公園小　川遊び授業　豊かな自然を楽しもう　地元企業などがサポート

（札幌市 2024-07-22付）

　札幌市立真駒内公園小学校（甲斐瑞恵校長）は１７日、近隣の真駒内川で１年生を対象とした川遊び授業を行った。地元の建設コンサルタント会社や市豊平川さけ科学館の職員、保護者らのサポートを受けながら実施したもの。１年生６３人が川遊びや水生生物観察を通して、豊かな自然に親しむ楽しさを体感した。

　同校では、真駒内の歴史、文化、自然等を有効に活用した学習の一環として、例年１年生を対象に真駒内川を教材とした授業を実施。授業サポートには保護者だけではなく、川の専門家に協力を依頼。市の環境保全アドバイザーを務める（株）北海道技術コンサルタントの渡邊恵三河川部部長と、真駒内川水辺の楽校事務局長を務める（株）ノース技研札幌支店の沼田寛支店長に協力を依頼した。

　授業では、渡邊部長らから注意事項の説明を受けたあと川遊びを体験。川を歩いて渡る、ライフベストを着て５０㍍ほど浮いて流れるなど、水の冷たさと流れを体感する活動を行った。

　また、たも網を手に魚類の捕獲に挑戦。ドジョウやウグイなど捕れた魚類については、川の専門家である両社や科学館の職員が丁寧に解説した。

　渡邊部長は「身近な自然に触れることで、川を大切に思う気持ちを持ってもらえたらうれしい」と期待を寄せた。

　子どもたちの様子を見守っていた安澤徹也教頭は「非常に興味を持って魚類を観察する姿や、川を流れる体験を楽しむ姿が見られた。自然に親しむことができた」と感想を。

　また「大雨が降ったらどうなるかなど、川の危険性も伝えた。川は楽しいところだけれど、危険もあることを理解してもらえたら」と話した。

(札幌市 2024-07-22付)