部活動指導外部人材増員の検討で　教職員対象に意識調査　札幌市教委　３１日まで受付

（札幌市 2024-07-22付）

　札幌市教委は、中学校部活動指導における外部人材の増員について検討するため、教職員を対象とした意識調査を実施している。部活動指導への従事に関する意識、担当部活動に関する専門性の有無などを問い、部活動指導員をはじめとする外部人材の必要性や必要数等を把握する。調査期間は３１日までを予定している。

　市教委は５年度末、中学校部活動における外部人材のさらなる確保に向け、部活動指導員の資格要件を緩和。地域クラブ等での指導経験者、高校での競技・活動経験者などを任用可能とした。

　６年度は、部活動指導員、特別外部指導者共に増員。７月現在、部活動指導員は７９人、特別外部指導者は３２人配置している。

　次年度以降も外部人材を増員し、教員の負担軽減、生徒が専門的指導を受けられる機会を一層充実させる考え。

　それに向けて外部人材の必要性や必要数等を把握するため、市立中学校、義務教育学校、中等教育学校の教職員約３０００人を対象に意識調査を実施している。

　全員を対象に、現在の部活動顧問担当状況、部活動への従事に対する考えを質問する。

　顧問を担当している教員に限り、現在担当している競技・種目等の経験や専門性、指導経験の有無を問う。

　回答は任意。２次元バーコードから３１日までの予定で受け付けている。回答状況によって、期間を延長する場合がある。

(札幌市 2024-07-22付)