特セン　“一人職”の支援充実へ　８、１月に応援セミナー　業務改善　実践成果等共有

（道・道教委 2024-07-23付）

　道立特別支援教育センターはことし８月と来年１月に、特別支援学校における養護教諭・栄養教諭等一人職のための応援セミナーを初開催する。対象は、道立特別支援学校に勤務する養護教諭１１２人、栄養教諭５２人。特別支援学校における養護教諭・栄養教諭が担う業務の充実・改善や実践の成果と課題について情報共有し、一人職のネットワークづくり、自校の円滑な業務推進を図る。

　５年度、道教委の特別支援学校の在り方ワーキンググループ会議において養護教諭や栄養教諭等一人職への支援の充実に係る検討が短期的な課題であることが示された。

　また、公立学校共済組合が６年度に示したストレスチェックデータ分析結果報告書では、高ストレス者について、栄養教諭の上昇幅が大きく、事務的な業務量がストレス要因と予想されている。

　これらを踏まえ、特センは本年度、特別支援学校における養護教諭、栄養教諭を対象とした応援セミナーをオンラインで初開催する。

　特別支援学校における養護教諭や栄養教諭等一人職への支援の充実に向け、情報提供を踏まえた参加者同士の対話を通して、一人職のネットワークづくり、自校における円滑な業務の推進を図る。

　１回目は、８月３０日午後３時から開催。養護教諭と栄養教諭の各部会に分かれ、岩見沢高等養護学校の清野道恵養護教諭と札幌伏見支援学校の大橋望栄養教諭が特別支援学校における養護教諭・栄養教諭が担う業務の充実・改善に向けて話題提供する。

　２回目は来年１月２４日に開催を予定。各部会に分かれ「特別支援学校における養護教諭・栄養教諭としての実践の成果と課題」について情報共有する。

　特センでは「一人職の業務推進上の不安や課題を共有し、受講者自身の業務の実際に対して価値付ける場としたい」と期待する。

(道・道教委 2024-07-23付)