道教委・中島教育長　後志管内視察　答え導く授業に感心　小樽稲穂小など９ヵ所訪問

（道・道教委 2024-07-24付）

中島教育長が　後志教育行政視察

　【小樽発】道教委の中島俊明教育長は７月上旬の２日間、後志教育局や管内の学校を視察した。小樽市立稲穂小学校（遠藤隆典校長）など９ヵ所を訪問。１人１台端末の活用状況や校務推進による働き方改革の進捗状況などを確認するとともに、教育局職員との懇談などを通して、管内教育への理解を一層深めた。

教育行政視察は、管内の取組状況や地域課題等を把握することを目的に実施している。

　初日は、小樽高等支援学校、稲穂小、余市町立東中学校、ニッカウヰスキー余市蒸留所、後志教育局を訪問。２日目は、倶知安町立倶知安小学校、倶知安農業高校、ニセコ高校、後志総合振興局を訪れた。出分日向子教育政策課長、山根祐俊総務課主査が随行した。

うち稲穂小には、中島教育長、後志教育局の新居雅人局長、小樽市教委の中島正人教育長ら計９人が訪問した。

遠藤校長が同校の学校力向上に関する総合実践事業の取組について説明。１人１台端末を活用した個別最適な学びや、児童が自ら挑戦する機会をつくることを目的に、前年度から始めたチャレンジ、校務による働き方改革について紹介した。

説明後、稲穂小の授業風景を視察。机に着席し、児童目線で授業の風景を参観するなどした。

その後行われた懇談で中島教育長は「先生の児童に対する丁寧な接し方や、１人の人間として相対する姿勢に非常に感動した」と述べ「答えや知識を教えるのではなく、答えに導いていく授業のスタイルで、学校教育の大きな変化を感じた」と強調した。

このあと、余市町立東中や、ニッカウヰスキー余市蒸留所などを視察。後志教育局を訪問した際は、若手職員との懇談や職員を激励し、管内教育への理解を深めた。

(道・道教委 2024-07-24付)