留萌高　現場見学会に参加　未来の技術者は君たち　トンネル工事やダム等巡回

（学校 2024-07-24付）

留萌高校現場見学会

　【留萌発】留萌高校（瀧澤共喜校長）電気・建築科の生徒が１１日、開発局留萌開発建設部と留萌建設業協会主催の現場見学会に参加した。同校生徒１０人が、トンネル工事やダム・港湾施設を巡りながら、土木建設業や技術職員の仕事について理解・関心を深めていった。

　見学会は、留萌開建と留萌建協が進路選択を考える高校生に土木建設現場や土木施設を知ってもらい、建設業への興味を高め、社会資本整備の必要性を学んでもらうために毎年実施しているもの。今回は、苫前町で工事が行われている苫前トンネルの現場と公共土木施設である留萌ダム、留萌港を見学した。

　出発式では、同校で電気・建築科長を務める引率の小山内一寛教諭が生徒に向けて「進路を考える上でいろいろなことを見る必要がある。有意義に時間を使ってほしい」と求めた。

　はじめに、苫前トンネルの現場に移動。トンネル工事の様子を見て回ったほか、発破作業を実際に体験し、土木工事に関する理解・関心を深めていった。

　留萌ダムでは、管理支所でダムの目的や歴史、建設の様子などに関する座学を実施。また、座学の時間では電気・営繕を担当する各職員が生徒に向けて業務の魅力などを紹介したほか、同校ＯＢの職員が「今、技術職が不足している。皆さんにはぜひ試験を受けてほしい」と話した。その後の見学では、洪水吐・堤体、監査廊、発電所の順で巡り、ダム内外の設備とその役割について学んだ＝写真＝。

　留萌港では、開建の港湾業務艇で会場から港内の施設について説明を受けた。

(学校 2024-07-24付)