美唄尚栄高　岸本組ＩＣＴ授業　建設業の魅力を実感　ＶＲで重機操作や宝探し

（学校 2024-07-17付）

美唄尚栄高校・岸本組のＩＣＴ授業

　【岩見沢発】美唄尚栄高校（升田重樹校長）は６月下旬、地元建設企業＝岸本組の協力のもと、建設産業におけるＩＣＴ授業を行った＝写真＝。２年生２１人が参加。生徒たちはＶＲによる重機操作や測量機具プリズムを用いた宝探しなどを体験し、建設業の魅力を実感した。

　同校は「生徒にいろいろなことに興味を持ってもらうため、ＩＣＴに係る授業を行いたい」との思いから、空知建設業協会に相談。教育環境の充実化のために、地元高校に様々な寄贈を行っている岸本組が協力することになった。

　はじめに、同社の概要や建設業界、ＩＣＴについて説明。担当者は「建設業は担い手確保や労働災害、生産性の向上、働き方改革など課題がある。その課題を解決するためＩＣＴを活用する」と説明した。

　このあと、ＶＲによる重機の操作体験と測量機具プリズムを使用した宝探しを２班に分かれて実施した。

　重機操作体験を行った生徒は「操作は難しかったが、何度もチャレンジすると慣れることができた。建設業の話もイメージと違ったので興味を持った」と話した。

　同校の松坂徹教諭は「これをきっかけに建設業に対する興味・関心を持ち、将来につながってほしい」と期待した。

(学校 2024-07-17付)