帯広東小 自然観察会に参加 水辺環境の大切さ学ぶ 3年生が魚捕りや水質測定
(学校 2024-07-09付)

帯広市立東小R6年度自然観察会

 【帯広発】帯広市立東小学校(辻勝行校長)は3日、市内の帯広発祥の地公園でNPO法人十勝多自然ネット(西江靖幸理事長)が実施する自然観察会に参加した。3年生29人は魚捕りや水質測定を通して自然の大切さを学んだ。

 同法人は、十勝の建設業者5社で構成。自然環境保全のため、水辺環境における人と調和についての調査・環境教育・啓発に関する事業などを通じ、社会に貢献することを目的に平成10年に設立、13年にNPO法人化した。同校を対象にした自然観察会は17年から行っている。

 同校は総合的な学習の時間として実施。開拓で市が誕生した場所にある公園から市を知る郷土学習とするほか、観察を通して自然の大切さを学ぶことが目的。

 十勝多自然ネットの西江理事長があいさつ。「自分たちの住んでいる周辺の状況を観察して、水の大切さを知ってほしい」と呼びかけた。

 このあと、魚捕りや水質測定を実施。魚捕りでは、たも網を用いて草むらや岩の陰に隠れた魚を誘導して捕まえ、魚の手触りや色、形などを確認した。

 水質測定では、パックテストで旧帯広川の水質がきれいであることを確かめたあと、同じ水にしょうゆを1滴垂らして水質が悪くなることを確認。今回捕まえた魚などはきれいな水でしか生息できないことについて説明を受けた。

(学校 2024-07-09付)

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