藻岩・啓北商再編新設高に 部活動設置等を要望 札幌市教委にアーチェリー3団体
(札幌市 2024-08-06付)

藻岩・啓北アーチェリー部
要望書を手渡す山田会長(左)

 札幌アーチェリー協会(山田春夫会長)、道アーチェリー連盟(松木謙公会長)、道高校体育連盟アーチェリー専門部(佐藤敬二部長)は2日、9年度開校予定の仮称・市立札幌藻岩高校・市立札幌啓北商業高校再編新設校におけるアーチェリー部設置等について札幌市教委に要望した。山田会長、松木会長らが市教委を訪問し、山根直樹教育長に要望書を手渡した。

 市立札幌啓北商業高には、昭和57年からアーチェリー部が設置されており、国体、全国高校総体(インターハイ)をはじめとする各種全国大会に出場するなど実績を残している。一方、市教委が3月に公表した再編新設校の基本設計案では、敷地面積や安全性を考慮し、アーチェリー場を整備しない方針とした。

 部活動について「現時点で設置を決定している部活動はない」とし、市民から「アーチェリー場を整備してほしい」「アーチェリー部を残してほしい」などの意見が多く寄せられている。

 当日、山田会長、松木会長、道アーチェリー連盟の倉知敏博理事長、札幌市議会の水上美華議員が訪問。山根教育長、廣川雅之教育次長、日比野篤学校配置マネジメント担当課長、田中祐樹学びのプロジェクト担当課長が対応した。

 山田会長が山根教育長に要望書を手渡し「アーチェリーに興味がある小中学生の受け皿としての要素がある上、高校生は卒業したあと、アーチェリーの発展に貢献してくれると思っている。アーチェリー部とアーチェリー場を残してほしい」と呼びかけた。

 山根教育長は「様々な取り巻く状況を踏まえて検討していきたい」と述べた。

(札幌市 2024-08-06付)

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