生徒がポータルサイトで学校ＰＲ　市立高記者クラブ発足　札幌市教委　１０月活動開始

（札幌市 2024-08-08付）

　札幌市教委は「市立高校記者クラブ」を立ち上げ、生徒による広報活動に取り組む。市立高校コンシェルジュの（株）すみかと連携し、生徒が取材・作成した記事を市立高ポータルサイトに掲載。市立高８校の特色・魅力を発信する。夏休み明けごろから生徒を募集し、９月中旬の講習を経て１０月から活動を始める予定だ。

　市教委が昨年３月に策定した市立高校教育改革実行プラン第２期（５～８年度）では、基本施策の一つに「広報活動の充実」を掲げ、市立高ポータルサイト等を活用した魅力発信、市立高コンシェルジュによる広報活動支援などに取り組む方向性を示している。

　これに基づく新たな取組として、市立高コンシェルジュと連携した市立高記者クラブによる広報活動を開始する。

　市立高８校の特色・魅力を生徒自身が市民に向けて発信することで、さらに充実した学校生活に向けた“つながり”や“機会”を創出するとともに、広報活動による“本物の経験”を通して生徒の学ぶ力を育む。

　また、継続的な活動を通して、探究心やコミュニケーション能力、文章力など、社会で生かせる知識や技能、資質・能力を育むことを目指している。

　定員は各校最大４人。夏休み明けごろから生徒の募集を始める考えだ。

　９月１９、２６日の２日間、オンラインでの講習を行ったあと、１０月から取材、記事作成などの活動を行う。生徒が作成した記事は、コンシェルジュによる添削を経て市立高ポータルサイトに掲載される。

(札幌市 2024-08-08付)