道都市教委連が北見で総会　インクルーシブ教育探る　役員改選　山根会長を再任

（関係団体 2024-08-26付）

道都市教委連総会開会式

　【網走発】道都市教育委員会連絡協議会（山根直樹会長）は２２日、北見市内のホテル黒部で本年度定期総会を開いた＝写真＝。１１９人が参加。１１月に深川市で秋季定期総会を開くなどの事業計画を決めたほか、役員改選を行い、山根会長（札幌市教委教育長）を再任した。事例発表、分散会では、インクルーシブ教育について意見交換など行った。

　開会式で山根会長は、猛暑が続く中、各都市において、児童生徒の安全な環境整備に努めていることをはじめ、インクルーシブ教育における互いの多様性を認め共生社会の実現を目指す理念などに触れ、分散会などを通じて「大いに意見交換し実り多いものを地元に持ち帰っていただきたい」と呼びかけた。

　開催地・北見市教委の佐々木賢一教育長は「解決策が見通せない難しい教育課題があるが、情報交換を通し、ヒントをつかむことができれば」と述べた。

　来賓祝辞では辻直孝北見市長、桑原知己オホーツク教育局長（中島俊明教育長メッセージ代読）が成果に期待を寄せた。

　在職功労者・役員功労者表彰のあと、議事に入り、１１月に深川市で秋季定期総会、来年５月に三笠市で春季定期総会、８月に稚内市で定期総会を開くこと、来年６月に道教委に対し文教施策要望を行うことを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選も行い、山根会長を再任した。

　根室市教委の波岸克泰教育長が「インクルーシブ社会の実現を目指す学校教育・社会教育の推進」をテーマに事例発表。続く分散会では「インクルーシブ教育に向けた取組について」をテーマに協議した。

　本年度役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝山根直樹（札幌市教育長）

▽副会長＝佐々木智（千歳市教育長）―新、小田弘幸（三笠市教育長）―新、近内栄一（富良野市教育長）―新、波岸克泰（根室市教育長）―新

▽理事＝＝田孝志（北広島市教育長）―新、織田靖雄（歌志内市教育長）―新、佐伯達也（稚内市教育長）―新、佐々木賢一（北見市教育長）―新

▽監査＝中島正人（小樽市教育長）―新、石塚信彦（美唄市教育長）―新

(関係団体 2024-08-26付)