上川管内・旭川市教頭会が合同研修会 負担軽減へ校長頼って 上川局・小倉次長講演など

（関係団体 2024-08-26付）

旭川市小中教頭会合同研修

　 【旭川発】上川管内教頭会（岸本研二会長）と旭川市小中学校教頭会（佐藤孝俊会長）は９日、旭川市内の大雪クリスタルホールで６年度合同研修会を実施した。管内２３市町村の小・中学校から教頭１６６人が参加。上川教育局の小倉賢治次長の講演や各教頭会代表者の提言発表などを通して、教頭としての職能向上にまい進した。

　研修会は、豊かな心とたくましく生きる力を育む活力ある学校づくりを目指して、社会に開かれた教育課程の編成と教頭はどのようにリーダーシップを発揮し、関わるべきであるかなどについて、それぞれの学校における実践を通して研究協議を行い、教頭としての職能向上を図ることを目的に行っている。

　冒頭、主催者あいさつとして市小中学校教頭会の佐藤会長が登壇。基本主題「夢と志をもち未来を切り拓く力を育む、活力ある学校づくりの推進」と題し、管内教頭会は異校種間連携、市小中学校教頭会は活力と働きがいに満ちた学校づくりについて研究を進めてきたことに触れ「提言発表などを通して、今後の学校運営と会員同士の交流を深めてもらえれば」と呼びかけた。

　続いて、上川局の小倉次長が「教育の今日的な課題」と題して講演。管内の教頭の時間外勤務時間がまだまだ多いことを指摘した。

　その上で「働き方改革は学校と道教委などが協力して成せるもの。学校は、教頭の業務負担を考慮しながら校内体制の整備等を行い、教頭の業務軽減を図るよう、校長を頼って」と、管理職が一丸となって働き方改革に臨むことの重要性を伝えた。

　最後に、管内教頭会を代表して美瑛町立美馬牛中学校の須藤和宏教頭、市小中学校教頭会を代表して永山小学校の泉宏史教頭が提言発表。参加者は職能向上へ研鑚を積んだ。

(関係団体 2024-08-26付)