札幌美園小 文字入りリンゴ制作 秋の収穫 心待ちに デザインしたシール貼付け(札幌市 2024-09-02付)
札幌市立美園小学校(鈴木真由美校長)の4年生83人が8月28日、市内の環状通リンゴ並木で文字入りリンゴの制作に取り組んだ。児童はデザインしたシールを色づく前のリンゴに丁寧に貼り付け、秋の収穫を心待ちにした。
リンゴ栽培の歴史が深い区内では環状通のリンゴ並木をはじめ、リンゴにちなんだオブジェや施設が点在している。同校ではこうした資源を題材に10年以上、地域住民で構成する美園リンゴ会や区、JAさっぽろ平岸支店と連携した学習を続けてきた。
6月下旬にはリンゴを害虫などから守るための袋がけを実施。今回は袋を外し、事前に児童がデザインした6種類のシールを赤く色づく前のリンゴに貼る作業に挑戦した。収穫前にシールを剥がすと、貼っていた部分が青く浮き上がり、きれいな文字入りリンゴが出来上がる仕組みとなっている。
児童はリンゴ会や区の担当者の協力を得ながら、一つ一つの実にシールを貼り付ける作業に取りかかった。実の表面にある油分を丁寧に拭き取り、シールを貼り付けた。
今後は10月末に収穫を行い、11月に同校で総合的な学習の時間の発表会を行う。リンゴを使った料理を地域の関係者に振る舞う予定だ。
児童の八十嶋柊真さんは「シールを剥がす作業が楽しくて、3個も貼ってしまった。2ヵ月後の収穫が待ち遠しい」と笑顔を見せた。
活動を見守った佐竹浩樹主幹教諭は「知らなかった地域の歴史を知ることで児童の探究心を引き出すきっかけになればうれしい。連続性・継続性のある学びを通して地域に愛着を育んでもらえれば」と願った。
(札幌市 2024-09-02付)
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