札幌市 福祉除雪地域協力員　小中学生の参加受付中　小学校にも募集チラシ配布

（札幌市 2024-09-06付）

　札幌市保健福祉局は、福祉除雪を担う地域協力員の確保に向けて、小中学生への周知を強化している。募集チラシを作成し、５年度から市内の中学校に配布。本年度からは配布対象を小学校に拡大し、親子でのボランティア経験として参加を呼びかけている。

　福祉除雪事業は、７０歳以上の高齢者や障がい者などしか居住しておらず、自力で除雪をすることが困難な世帯を支援する制度。

　有償ボランティアの「地域協力員」が対象世帯の除雪作業を担っている。性別や年齢を問わず、地域住民やボランティア団体、企業、学校など幅広く参加を呼びかけており、５年度は３６８８人が協力した。

　一方、福祉除雪の利用世帯数は５８５０世帯。地域協力員の人数は年々増えているものの、それを上回るペースで利用世帯数が増加し続けている。

　制度を維持していくため、市は地域協力員の確保に向けた広報活動を推進。その一つとして、５年度は現役世代である中学生向けに募集チラシを作成・配布した。

　本年度からは対象を小学生に拡大し、市内全ての小・中学校に配布した。

　本年度の活動期間は１２月１日～７年３月２０日。小学生以下は保護者の同伴が必要なため、市は親子でのボランティア経験として参加を呼びかけている。

　登録は、市社会福祉協議会ホームページから受け付けている。

(札幌市 2024-09-06付)