札幌豊明高支　オープンスクール　憧れの先輩が手ほどき　各学科の作業学習体験

（札幌市 2024-09-10付）

　市立札幌豊明高等支援学校（益満等之校長）は４、５、６、９日の４日間、中学３年生を対象としたオープンスクールを実施した。４日間を合わせて約１００人が参加し、各学科の作業学習を体験。同校１年生から作業手順などを教わり、先輩への憧れを抱いた。

　同校のオープンスクールの特色は、１年生が参加した中学生のサポートに当たる点。中学生が先輩への憧れを抱き、入学意欲につながることを期待している。

　同校１年生には、学んだことを人に教える経験を通して、学習に対する意欲や目的意識を向上させることを目指した。

　３日目は、市内の中学校を中心に１９人が参加。５、６人のグループに分かれ、各学科の作業学習を体験した。

　服飾ものづくり科は豆巾着づくり、工芸ものづくり科は窯業品の製作、リサイクルサービス科はルーターの解体・分別、クリーンサービス科はおしぼりのクリーニングや窓清掃、流通サービス科は自動販売機の点検や名刺作成などの作業を展開した。

　中学生１人につき１人の生徒がサポートに当たり、作業手順などを丁寧に説明した。中学生の作業の様子を見守り「上手！」「いいね」などと声をかけた。

　参加した中学生からは「普段できない体験ができて楽しかった」「先輩方が優しく教えてくれた」などの感想の声が寄せられた。

(札幌市 2024-09-10付)