進路選択の視野広げ　函館五稜郭中　職業体験

（学校 2024-09-25付）

五稜郭中　職業体験

　【函館発】函館市立五稜郭中学校（佐々木理之校長）の２年生は１１、１２日の２日間、職業体験学習を実施した。このうち地元建設業者の㈱菅原組（菅原修社長）には２人が訪れ、建設業や海洋土木、同社の概要について学んだほか、測量体験やバックホー試乗体験などを通じ、建設業の魅力を体感。将来の進路選択へ視野を広げた。

　初日には、菅原組本社を訪れ、同社の概要や建設業、海洋土木について座学で学習。このあと測量や３Ｄスキャンを体験し、建設業の先端技術に触れた。

　午後からは「函館港西防波堤改良」の工事現場に移動し、現場説明のあとにバックホーの試乗体験を展開した。生徒たちは運転席に乗り込み、説明を受けながらアームやバケットを操縦。「丁寧に教えてもらえて分かりやすかった。細かい動作もできて楽しかった」と目を輝かせた。最後に船に乗り、沖合の現場を見学した。

　２日目には同社協力会社の㈱日神機械販売を訪れ、様々な建設機械に乗車。最後に生徒たちはスライドを作成し、２日間の学びの成果を発表した。

　参加した生徒は「近所の工事を見ることはあっても、近くで見学したのは初めての経験だった。もっと建設業について知りたいと思った」と感想を話した。

　同社は、職業体験を通じて建設業について理解を深め、「将来の就職先の一つとして認識してもらえれば」と期待を込めた。

(学校 2024-09-25付)