網走桂陽高　インターンシップ　働くことの意義考える　建設企業やオホ教育局で

（学校 2024-09-17付）

網走桂陽高校測量体験

　【網走発】網走桂陽高校（泉田正弘校長）は１１日から２日間、２年生を対象にインターンシップを行った。企業などで業務を体験し、働くことの意義などを学び、将来の進路選択に向け意識を高めた。

　網走市の建設企業㈱そうけんでは、安部匡翼さん、浅井優貴さんの２人がインターンシップに臨んだ。そうけんは、毎年、建設業の魅力ややりがいを伝えるため、インターンシップを受け入れている。

　初日、そうけんの中村誠一郎土木部長から会社の概要、各部門の業務内容などの説明を受けた。ロゴマークには、会社が人を育て、森を育て、街をつくるという願いが込められていること、スケールが大きい構造物を扱っているが、ミリ単位の精度で仕事をしていることなどの解説にうなずいた。

　このあと、そうけんが担当する工事現場を見学。

　オホーツク総合振興局網走建設管理部発注の「右の沢川砂防工事（補正外）（翌債）」現場では、横畠涼太技術員から工事概要、建設業の楽しさや大変だと思うことなどを聞いた。また、ＩＣＴを活用した測量体験に挑戦した。

　説明会で興味を持ち、そうけんでのインターンシップを希望したという２人。測量体験について浅井さんは「難しそうだと思ったが、意外と簡単で楽しかった」、安部さんは「イメージしていたよりも、高い技術を使っていると思った」と話した。

　このあと、２人は建設管理部、開発局網走開発建設部発注の工事現場を見学し様々な体験に臨んだ。

　オホーツク教育局には、服部悠也さんが参加。はじめに局内を見学して回り、その後総務係、教育支援係、道立学校運営支援室の業務を体験した。

　うち総務係では、電話対応や局内情報周知業務として庁内メールの作成などを行った。メールの書き方では個人情報などに注意することや、ひと目見て分かるような内容にするための工夫などを学んだ。

　担当した上山大器主事は「体験業務に真摯に取り組んでいただいた。インターンを通じて、オホーツク教育局、道教委での仕事に興味を持ってもらえたら幸い」と話した。

　また、服部さんは「様々な分野の業務に触れられて勉強になった。それぞれの係では違うことをやっているが、それらは連携しており、組織として働くということが実感できた」と感想を述べた。

(学校 2024-09-17付)