札幌市　公立学校の冷房設備設置状況　普通教室　全校種１００％　スポットクーラー整備完了で

（国 2024-10-02付）

札幌市立学校等の冷房設置状況（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省が公表した公立学校施設における空調（冷房）設備の設置状況調査結果（９月１日現在）によると、札幌市における普通教室への設置率が全校種で１００％となった。市教委が常設エアコン設置までの緊急措置として、６月までに全校へのスポットクーラー整備を完了させたことによるもの。

　市立幼稚園、小・中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校、特別支援学校を対象に、９月１日時点における冷房設備（スポットクーラーを含む）の設置状況を調査したもの。

　設置者別の公表は、小・中学校が平成２９年度から、幼稚園、高校、特別支援学校が令和２年度からとなっている。

　札幌市における普通教室の設置状況をみると、全校種で１００％を達成。

　市教委は昨夏の猛暑を受け、第２次まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン２０２３に基づき、常設エアコン設置までの緊急措置として、スポットクーラーの整備を完了させている。

　常設エアコンの設置は、ＰＦＩ手法を活用し９年度末までに完了させる見込みとなっている。

　特別教室の設置率は、小学校が１６・７％、中学校が１２・２％、高校が８・３％、特別支援学校が２３・２％。

　体育館等は、幼稚園が１００％、小学校が４・１％、中学校が４・３％、高校が８・７％、特別支援学校がゼロだった。

　給食調理場については、下処理室・洗浄室等と調理室等で共に２８・８％となった。休憩室等への設置はなかった。

(国 2024-10-02付)