フッ化物洗口モデル事業が開始 子の歯の健康づくりへ 札幌二条小 1分間うがい(札幌市 2024-10-08付)
札幌市の小学校におけるフッ化物洗口モデル事業が、4日から始まった。子どもたちの歯の健康づくりに向けて、効果的かつ効率的な実施方法を検討するもの。二条小学校(石川篤司校長)では、5・6年生を対象に実施し、1分間のブクブクうがいに取り組ませた。
ことし3月に策定した第2次生涯歯科口腔保健推進計画(前期計画)に基づき、子どもたちの歯と口腔の健康や健康格差の縮小などを目指すもの。
モデル事業の実施期間は8年度までの3年間で、モデル校には二条小、太平南小学校、伏古小学校、米里小学校の4校を指定。市シルバー人材センターから派遣された外部人材に洗口液の作成や後片付けといった作業を委託するなど、学校・教職員の負担に配慮した効果的かつ効率的な実施方法を検討する。
二条小では5・6年生を対象に実施。約210人のうち、保護者の希望があった7割程度の児童が参加した。
各学級担任から「自分の体調と相談しながら取り組もう」「つらくなったらすぐに吐き出して」などと事前指導を受けたあと、教室の外に出て洗口液10㍉㍑が入った紙コップを受け取った。
担任の合図に合わせて洗口液を口に含み、フッ化物が全体に行き渡るよう1分間のブクブクうがいに取り組んだ。
参加した児童は「洗口液は苦いイメージだったが、思ったより味がしなかった」「歯医者に行かなくてもできる虫歯予防だと思う。これからも続けて健康でいたい」などと感想を述べた。
市保健福祉局の秋野憲一歯科保健担当部長は「モデル校の実践を通して、ほかの学校でもできるような方法を模索していきたい」と展望を示した。
(札幌市 2024-10-08付)
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