自分に合った環境を　道教委が多様な進路セミナー　卒業後の選択　子・保護者に紹介

（道・道教委 2024-10-15付）

　道教委は９日、進路説明会「多様な進路セミナー」をオンラインで初開催した。不登校の児童生徒・保護者に中学校卒業後の多様な進路の選択肢を解説したほか、クラーク記念国際高校など４校が特色ある教育活動を紹介した。

　高校の全日制における不登校生徒への対応や、定時制、通信制、その他の学校に関する情報提供を行い、不登校の児童生徒とその保護者の不安感を払拭することがねらい。約２００人が参加した。

　はじめに高校教育課が不登校の生徒や病気療養中の生徒に対する学びの保障について説明。同時双方向型のオンライン授業や通信教育、病気療養中の生徒への対応を講じていることを説明した。

　続いて学びリンク（株）編集長の小林健太氏が「中学校卒業後の多様な進路を知ろう」と題して講演。高校、高等専門学校、高卒認定試験の受験など様々な選択肢を示したほか、高校の卒業条件、学科・課程の違いを詳しく解説した。

　また、自由な時間が多く学校生活をカスタマイズできる通信制高校の特色や私立通信制高校の多様な取組、サポート校の存在も紹介。進路選択の際のポイントとして自分に合った環境を探す重要性を強調した。

　つぎにクラーク記念国際高、北海道芸術高校、星槎国際高校、Ｎ高校の４校がそれぞれの学校の特色や教育内容を説明した。

　クラーク記念国際高からは通信制高校と専修学校の「ダブルスクール」による多様な学びや、全国大会で好成績を収めているｅスポーツの実践などが紹介された。

(道・道教委 2024-10-15付)