道高校産業教育意見・体験発表大会　静内農高　藤原さん最優秀　人馬一体の夢を世界まで

（学校 2024-10-16付）

道高校産業教育意見・体験発表大会

　道産業教育振興会（高井修会長）は８日、江別高校で６年度道高校産業教育意見・体験発表大会を開催した。道内の専門高校等で学ぶ生徒１４人が高校生活での経験、将来の思いを発表。審査の結果、静内農業高校生産科学科３年の藤原結美さんの発表「最新技術を道しるべに～人馬一体の夢を世界まで」が最優秀賞に輝いた。

　道内の専門高校等で学ぶ生徒が、日頃の学習で学んだ内容について意見や体験を発表するとともに、意見交換や交流を行うことで関係者の認識を深め、産業教育の充実・振興に寄与することがねらい。各部会の予選を勝ち抜いた１４人が参加した。

　開会に当たり、当番校・江別高の古市俊章校長があいさつ。「この大会は、日頃の学習を深めるとともに他の学科の発表を聞くことでさらに自分の学習内容を深化させる機会になる」とし「交流会においても、積極的に交流を図り、実り多い時間にしてほしい」と期待を寄せた。

　続いて、来賓として道教委高校教育課キャリア教育指導係の今井真課長補佐が登壇。

　参加した高校生に対して「皆さんの体験をもとにした発表は、それぞれの専門分野に関わるもので、今後の産業教育や将来、産業教育に携わる後輩にとっても大きな財産になる。自分の発表に自信を持って思いを伝えていただきたい」とエールを送った。

　開会式のあと、農業、工業、商業、水産、家庭、看護、総合に関する学科の生徒１４人が高校生活での経験や学んだこと、将来の思いなどを発表した。

　審査の結果、静内農業高生産科学科３年の藤原さんの発表「最新技術を道しるべに～人馬一体の夢を世界まで」が最優秀賞を受賞。置戸高校福祉科２年の舟根紗来さん、帯広農業高校酪農科学科３年の多田有輝さんの発表がそれぞれ優秀賞に輝いた。

　また、交流会では、江別高生活デザイン科家庭クラブの生徒たちが制作した商品「地産地消マドレーヌ」についてクイズを出題。参加者は、マドレーヌを食しながらそれぞれ自校や所属学科の特徴や魅力などを交流した。

　大会結果はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼最優秀賞＝「最新技術を道しるべに～人馬一体の夢を世界まで」（静内農業高生産科学科３年・藤原結美）

▼優秀賞＝「憧れの人になるために」（置戸高福祉科２年・舟根紗来）、「命を繋ぐ架け橋に」（帯広農業高酪農科学科３年・多田有輝）

▼努力賞＝「胸に刻まれた海洋漁業科の意義」（小樽水産高海洋漁業科３年・市川慶汰）、「シルボパスチャーで森と牛と未来へつなぐ」（帯広農業高酪農科学科２年・柿野るいか）

(学校 2024-10-16付)