海外に行って話したい　インドネシア・バリ島中学生と　八雲中２年オンライン交流

（学校 2024-10-01付）

　【函館発】八雲町立八雲中学校（増田正弘校長）２年生は９月１３日、インドネシア・バリ島の中学生とオンラインを通して交流した。経済産業省事業に採択されたＨｅｌｌｏＷｏｒｌｄ（株）（沖縄）が提供する国際交流プログラムを活用。生徒たちは自己紹介を通して互いを知り、異文化理解を深めながら英語学習への意欲を高めた。

　ＨｅｌｌｏＷｏｒｌｄ社は、全ての子どもたちに海外短期留学同等の“多様性”に触れる教育機会を保障しようと、国際交流の各種プログラムを展開。

　中でも「ＷＯＲＬＤ　ＣＬＡＳＳＲＯＯＭ」は、実践型英語学習に向けたＥｄＴｅｃｈツールを活用して、生徒一人ひとりが１人１台端末で発音練習等に励み、オンライン海外学校交流に臨む一連のプログラムを提供。採点・評価自動化機能を搭載しており、練習データを自動化・可視化することで、個別最適な学び、教員の業務負担軽減にも貢献している。

　同プログラムは審査を通過した４０ヵ国４５０校に提供され、当日は同社担当者によるファシリテーションのもと、海外に住む同世代の子どもたちと交流することができる。今回、八雲中２年生はバリ島の子どもたちと英語で対話した。

　同校の生徒たちは、事前に自己紹介を考えてこの日に臨んだ。趣味や好きなものを英語で紹介する中で、日本の国民的アニメや文化によって異なる食事などの話題で意気投合。ジェスチャーを交えて感情を表現し合いながら親睦を深めた。

　メンバーを替えて２回の交流を行い、同校の生徒たちは「初めて海外の子と話すことができてうれしかった。特に食べ物の話題では文化の違いを感じた」「海外に行って、直接会って話してみたいと思った」と、異文化への理解を深めた。

　英語科教員は「（ＥｄＴｅｃｈツールによって）生徒たちは校内外で学習方法を自己選択しながら発音練習などを行っていた」「交流を楽しみにしている声も多く、英語学習への意欲も上がった」と話した。

(学校 2024-10-01付)