道教委がミライの部活動体験会 多様な球技 プロが指導 ICTツールの戦術分析も(道・道教委 2024-10-30付)
プロ選手がバスケットを指導
【岩見沢発】道教委は26日、沼田町立沼田中学校で「ミライの部活動」体験会を開催した。北空知の小中学生約30人が参加し、パルシューレやプロバスケットボールクラブ選手による指導を体験。1人1台端末を使った戦術分析ツールも体験し、子どもたちはICTを活用した新しい活動に夢中になって取り組んだ。
スポーツ庁の委託事業である「地域スポーツ連携・協働再構築推進プロジェクト」の一環として初めて開催。㈱SPLYZA TeamsからICTツールを、㈱大塚製薬から飲料品の提供を受けるなど民間企業の協力を得て実施した。
はじめに一般社団法人SLDIの辻本智也代表理事が講師となり、幼少期に必要な運動能力を養うボール運動プログラム「パルシューレ」を指導。参加者は同学年同士で2人一グループになり、ボールを投げる・蹴るなどの基礎的な動き、スカーフを使って瞬発力を競う動きなど多様なプログラムに参加。ゲームに興じながら基礎的な体の動きを身に付けた。
つぎに3人制プロバスケットボールクラブ「FUz HOKKAIDO.EXE」の田尻洋輔選手らがバスケットボールを指導。プロスポーツ選手による直接指導を通し、技術向上に向けてさらなる意欲を高めている様子だった。
最後に、動画の映像を分析して課題を明確化するICTツール「SPLYZA Teams」を体験。1人1台端末を使って運動の動作を振り返り、コメントやマーカーによる書き込み機能を駆使しながら、上達に向けた課題や改善点を協議した。
部活動改革推進課の長居成好課長は「小学校低学年から中学生までの多年代や少人数でのスポーツを体験していただいた。子どもたちが楽しみながら取り組んでいる様子から、少子化が進む地域においても子どもたちがスポーツに親しむことのできる取組だったと考える。今後、部活動の地域移行に関わり、広く情報提供などに努めていきたい」と期待を寄せる。
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動画を分析する子どもたち
(道・道教委 2024-10-30付)
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