道内新規学卒者　３年以内離職率　高卒４５・３％、大卒３７・８％　全て微増　宿泊・飲食高く

（道・道教委 2024-11-22付）

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　道労働局は、道内の新規学卒者の離職状況を公表した。令和３年３月卒業者が３年以内に離職した割合は、高卒が４５・３％、短大等卒が４４・６％、大卒が３７・８％といずれも前年よりやや増加。全国との比較では、高卒・大卒で上回り、短大等卒は同数値となった。産業別離職率をみると、いずれも「宿泊業・飲食サービス業」が最も高い。事業所の規模別では、規模が小さいほど離職率が高い傾向が続いている一方で、１０００人以上の事業所は５００～９９９人の事業所よりも離職率が高いことが分かった。

　調査は、事業所からハローワークに対して、雇用保険の加入届が提出された新規被保険者資格取得者の生年月日、資格取得加入日等、資格取得理由から学歴ごとに新規学卒者と推定される就職者数を算出し、その離職日から離職者数・離職率を算出している。

　３年３月の新規学卒者が３年以内に離職した割合は、高卒が４５・３％、短大等卒が４４・６％、大卒が３７・８％。

　前回調査と比べ、離職率は高卒で１・４ポイント、短大等卒で０・９ポイント、大卒で２・１ポイント増加した。

　産業別にみると、高卒、短大等卒、大卒いずれも「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業・娯楽業」の離職率が高い。

　事業所の規模別では、規模が小さいほど離職率が高い傾向が続いており、４人以下の事業所の離職率は高卒が６８・３％、短大等卒が６３・１％、大卒が６６・１％といずれも６割を超えている。

　１０００人以上の事業所は、高卒が３５・７％、短大等卒が３８・７％、大学卒が３５・９％となっており、いずれも５００～９９９人の事業所よりも高いことが分かった。

(道・道教委 2024-11-22付)