札幌市教委　コロナ禍経て回復　２０９事業が評価達成　生涯学習構想５年度状況

（札幌市 2024-11-26付）

　札幌市教委は第３次市生涯学習推進構想の５年度実施状況をまとめた。２１７の関連事業のうち、２０９事業が受講者数や実施回数など施策に基づく評価を達成。未実施となった取組は、４年度の６４事業から８事業と大幅に減少した。市教委は「コロナ禍を経て、通常どおりの事業が展開できるようになった」と報告している。

　計画は、平成２９年度に策定。期間は概ね１０年間で、市の生涯学習総合推進本部が年度ごとに関連事業の実施状況を把握し、施策の効果的推進に役立てている。

　報告書をみると、想定以上の成果が見られた事業は１５事業、概ね予定どおり実施できた事業は１９４事業、目標を下回った・予定どおり実施できなかった事業は８事業だった。

　４年度の実績と比較すると、予定どおり実施ができなかった６４事業から大きく減少しており、市教委はコロナの影響で実施できなかった事業が５年度通常どおりに実施できるようになったことを要因としている。

　市教委所管事業では、生涯学習センターで実施している「さっぽろ市民カレッジ」で、新たな試みとしてキッチンカービジネスに関する講座を開講。計２０３講座に３８３４人が受講し、目標値の３０００人を達成した。

(札幌市 2024-11-26付)