文科省　キャリア教育優良表彰　道内　江別江陽中を選出　とうきび販売で勤労観養う

（国 2024-12-18付）

　文部科学省は、第１７回キャリア教育優良教育委員会、学校およびＰＴＡ団体等文部科学大臣表彰の受賞団体を決定した。道内からは、生徒とＰＴＡの連携行事「とうきび販売」を通して、生徒の勤労観を養う取組を進める江別市立江陽中学校が選ばれた。

　表彰は、キャリア教育の充実・発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会、学校、ＰＴＡ団体などの功績をたたえ、キャリア教育の充実を促進するもの。本年度は、全国から教育委員会の部１０団体、学校の部９７団体、ＰＴＡ団体等の部４団体の計１１１団体が受賞した。

　江陽中は毎年、生徒とＰＴＡが連携した行事「とうきび販売」を実施。本年度で３５年目を迎える。

　４年度からは、第１学年のキャリア教育に位置付け、総合的な学習の時間の中で勤労体験を行い、生徒の勤労観を養い、自己教育力の育成につなげている。

　また、地元企業・野村ファーム北海道㈱の協力を得て、農場見学や除草作業体験、働く人へのインタビューなどを展開。ＰＴＡや地元で農業を営む人、ＰＴＡのＯＢらの地域と協働し、トウモロコシの収穫や販売所の設営、野菜販売などを行っている。

　このほか、野村ホールディングスの「Ｎｏｍｕｒａビジネス・チャレンジ」を活用し、ビジネスに関するワークショップを展開。生徒が自ら課題を発見し、他者と協働しながら新しい価値を創造する力の育成につなげている。

(国 2024-12-18付)