行政課題共有し研鑚 渡島教委連 教育委員研修会(道・道教委 2024-12-26付)
渡島教委連・教育委員研修会
【函館発】渡島教育委員会連絡協議会は12月上旬、鹿部町中央公民館で教育委員研修会を開いた。各市町教委の教育長および委員ら約40人が参加。講演2本を通して、教育行政に関する諸課題について理解を深め、教育委員会の適正な運営と教育行政の充実などに向けて研鑚を積んだ。
研修会は、同会委員の相互の連携を密にして、教育行政に関する諸課題について理解を深め、教育委員会の適正な運営と教育行政の充実に資することを目的としている。
松本大樹会長(鹿部町教委委員)は開会に当たって講演の概要を説き「皆さんにとって何らかの気付きを得る機会になり、今後の委員活動の一助になれば」と期待を寄せた。
渡島教育局の深見亘教育支援課長が、山下幹雄局長に代わってあいさつ。北海道教育推進計画の概要、本道が目指す教育の在り方に触れ「渡島教育局として、指定事業や研修の充実に努め、成果の情報共有などを通して皆さんとの連携を一層深め、各市町教育委員会の取組を支援していきたい」と述べた。
続けて深見教育支援課長が管内教育における今日的課題を視点に講話。管内教育推進の重点「安心感と充実感を創り出す」「資質・能力を身に付ける」「学びや地域の資源をつなげる」の3点から、中間振り返りの結果を解説した。
うち「資質・能力を身に付ける」において、個別最適な学びと協働的な学びの実現に努めている学校は約8割に上ったことを示した。
子どもの興味・関心に基づいた学び、個別最適な学びと協働的な学びのそれぞれの必要性を、子どもの将来を見据えた視点から解説。教員のICTスキル向上に努める学校も約8割となり、授業や校務におけるICT活用の効果を説いた。
また、ふるさと教育に関しては、ふるさと教育・観光教育等推進事業、北海道MA+CHプロジェクト、渡島フロンティア人材育成事業の指定校による多様な実践を紹介した。
このあと、北海道科学大学工学部都市環境学科客員教授で、街歩き研究家の和田哲氏が「道南・おもしろ歴史雑学」と題して講演した。
(道・道教委 2024-12-26付)
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