【解説】スポーツ実施率　４Ｐ上昇

（解説 2025-03-18付）

　スポーツ庁は１１日、６年度障がい児・者のスポーツライフに関する調査結果を公表した。７～１９歳の週１回以上の運動・スポーツ実施率は３８・５％となり、前年度より４・１ポイント上昇した。

　調査は６年１２月１３～１９日にオンラインで調査し、６０１２人から回答を得た。

　７～１９歳が過去１年間に実施した運動・スポーツは「ウオーキング」が最多の３８・８％。「散歩」が２９・１％、「水泳」が１８・７％、「縄跳び」が１４・８％と続いた。

　障がいのない人と一緒に運動・スポーツを経験したことがある全体の割合は２４・７％で、前年度と比べ７・６ポイント上昇。相手は「友人」が４０・７％、「家族」が３８・０％、「クラブ・サークル等の仲間」が３１・５％だった。

　運動・スポーツを行うきっかけは「特に理由はない・何となく」が４１・５％、「医師に勧められた」が２４・８％、「家族に勧められた」が２１・７％と続いた。

　運動・スポーツをやって良かったことは「ストレスの解消」が３５・４％と最多。「外出が増えた」が２５・９％、「体力・身体的機能の向上」が２５・０％、「体を動かすこと自体が楽しい」が２３・３％、「行動範囲の拡大」が２１・３％となった。

　運動・スポーツをするために必要な支援は「必要としていない」が４６・４％と最多だった一方、「経済的な支援」が１９・１％、「一緒に運動してくれる人」が１６・５％、「人目を気にせずに運動できる場所」が１２・９％だった。

　運動・スポーツがもたらすものは「健康・体力の保持増員」が最多の５６・９％。次いで「精神的な充足感」が３１・８％、「リラックス、癒やし、爽快感」が２０・８％、「人と人との交流」が２０・５％が多かった。

(解説 2025-03-18付)