【解説】3要領・指針改訂へ議論(解説 2025-11-13付)
次期幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂に向けた議論が中教審初等中等教育分科会教育課程部会幼児教育ワーキンググループで始まった。小学校学習指導要領との連続性を図り、直接体験の一層の充実や「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の活用の改善などを検討する。現行の指導要領等と同様のスケジュールで進む場合、10年度からの全面実施になる。
平成29年3月の前回改訂では、育みたい資質・能力を小学校教育以降の教育と系統的に示した。また「健康な心と体」「自立心」「協同性」といった5歳児後半に見られるようになる姿として「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を明記。幼保小の接続期の教育における相互理解の手掛かりになっている。
国の6年度調査によると、幼稚園の94・4%が「幼児教育の終わりまでに育ってほしい姿」を活用。活用方法は「年間計画・月案の作成」が85・8%、「教育課程の編成」が84・1%、「指導の振り返り」が79・4%。小学校との共有に活用している割合は70・0%となっている。
3要領・指針の改訂に当たっては「学びに向かう力、人間性」など三つの資質・能力と五つの領域との対応関係を整理。これまで果たしてきた役割や課題をもとに活用方法の改善を図る。
11日の会議では、様々な人や物と関わる直接体験の不足、一部の保護者のニーズを優先し、幼児期の発達にふさわしくない教育活動が行われている課題が指摘された。今後の方向性として、言葉を手掛かりとして思考を深めていく指導、他者と関わり協同する力を育成する指導、様々な遊びで運動習慣の形成を図る指導の充実を図っていくことが提案された。
(解説 2025-11-13付)
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