【解説】AI利活用の考え整理(解説 2026-02-18付)
中教審教育課程部会の情報・技術ワーキンググループは13日、AIに関する現状と検討課題を協議した。AI自体を学ぶ学習と、AIを活用して学ぶ学習のイメージを校種別に提示。技術の進展やリスクを踏まえ、発達段階に応じた活用のポイントを明確化する。
社会でAIの実装が進むとともに、認知や行動への負の影響を含むリスクが指摘されている。マサチューセッツ工科大学が昨年6月に発表した論文では、AIへの過度な依存が脳活動を低下させる一方、適切な活用によって脳機能を向上させる結果を示している。
次期学習指導要領では、情報活用能力を「各教科等のみならず、探究的な学びを支え、駆動させる基盤」として位置付け、権利侵害や誤情報などのリスクを学びつつ、正負両面を踏まえて活用できる力を育成する。
小学校の総合で創設する情報の領域(仮称、以下同じ)では、「情報ブロック」でAIの基礎的な知識・技能を学ぶとともに、「ミニ探究ユニット」で絵・音楽・物語・動画の制作などの学習活動を実施する案を示した。
中学校の情報・技術科では、現行の4領域を「情報技術」「情報を基盤とした生産技術(仮称)」の2領域に改め、AIによる予測・生成の仕組みやAIの開発・利用までの過程、専門領域におけるAIの応用をそれぞれ学ぶことを提案した。
高校の情報科IではAIに関する独立した項目を設けず、全ての内容項目でAIの特性や適切な取り扱いに関する内容を扱う。情報科Ⅱで発展的に内容を深く学ぶ「AI」を導入することを検討している。
技術の進展が早く内容が陳腐化する懸念があるため、授業における効果的な利活用の在り方などに関しては指導要領の改訂を待たず、現行のガイドラインを更新して示す見通し。
(解説 2026-02-18付)
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