【解説】幼稚園 1学級30人以下に(解説 2026-02-25付)
文部科学省は、幼稚園の学級設置基準を改正し、8年度から学級編制の基準を35人以下から30人以下に引き下げる。31年ぶりの見直しで、園児数の減少や多様性に配慮した教育の推進がねらい。14年3月31日まで従来の学級編制を可能にする経過措置を設ける。
幼稚園設置基準は幼児数のほか、園地、園舎、運動場、遊具・教具など最低限の水準を定め、設置者は設置基準の水準を上回る努力が求められる。
全国の在籍園児数は昭和53年度の約249万人をピークに減少し、令和6年度は75万7968人となった。少子化に伴い幼稚園における学級規模は徐々に縮小し、1学級当たりの幼児数が30人以下の幼稚園は94・0%となっている。
一方、障がいのある幼児は4万6051人、1園当たり7・5人。外国人の幼児は7671人、1園当たりの人数は4・1人で増加傾向にある。一人ひとりの状況や発達の特性に応じたきめ細かな教育環境の整備が課題になっている。
20日の記者会見で松本洋平文部科学大臣は、小学校低学年の不登校児童や特別な配慮を要する幼児の増加を踏まえ、幼児期から行き届いた教育の推進が必要とし「施設整備や人材確保の支援はこれまでも行っており、今後も様々な取組を通じて幼児教育のさらなる質の向上に取り組んでいく」とした。
文科省の調査によると、学級編制基準の引き下げで教員確保や園舎改修などで影響を受ける幼稚園の割合は3・8%となっている。
保育所の職員配置基準は6年度に30人へと見直され、公立小学校では3年に35人学級の導入が完了。中学校でも8~10年度の3年間で35人学級を導入する。
高校では、1学級40人が標準のままだが、都道府県教委の判断で少人数とする措置も認められている。
(解説 2026-02-25付)
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