【解説】中高免許 見直しへ議論(解説 2026-02-27付)
中教審教員養成部会の教職課程・免許・大学院課程ワーキンググループの作業部会は25日、中学校と高校教諭の免許制度と教職課程の見直しに向けた審議を開始した。中学・高校で共通性の高い教科の一本化や、短大卒での高校免許取得の可否が論点に挙がった。
国では、教員がそれぞれの「強み専門性」を伸ばす養成・採用・研修制度の改革を構想。教員免許の取得に必要な単位数を現行の59単位から31単位以上へと見直し、各教科の専門的事項、児童生徒理解、特別支援教育といった学びに充てる。大学と学生による自律的なカリキュラムデザインを目指す。
会議では、中学校・高校の免許制度の共通の論点として「各教科の指導法」「教科に関する専門的事項」の単位数見直し、教職課程における体育の位置付けなど6点を示した。1種免許と2種免許状の統合を視野に、2種免許状がなかった高校教諭の免許を短大の基礎資格で取得可能にすることも検討する。
「各教科の指導法」の取得単位は中学校8単位、高校4単位と差がある。内容の重複もあり、多くの学生が両方の免許取得を諦める要因になっていた。このため、地理、歴史、公民を包有した「中等社会科教育法」など、一部教科を一本化することを提案した。
多くの学生がゼミ発表や卒業論文で生成AIを活用するようになり、思考力や判断力の低下を懸念する声も。「教職課程の探究科目で、生成AIの適切な使い方や注意点を明確に指導すべき」と意見した。
8年度から本格化する高校改革を見据えた改善点も俎上に。普通科では文理横断的な学びを支える人材育成が求められることから、他教科との関わりや実社会とのつながりに発展させる学習を教職課程に取り込む重要性を提起した。
(解説 2026-02-27付)
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