３０人学級の実現を要望　留萌管内高校配置計画検討協開く

（道・道教委 2015-08-04付）

高校配置計画地域別検討協議会・留萌

　【留萌発】道教委は七月二十七日、羽幌町立中央公民館で本年度二回目となる留萌管内公立高校配置計画地域別検討協議会を開催した＝写真＝。管内の市町村長や教育長、高校長やＰＴＡ会長ら約四十人が参加し、二十八～三十年度までの高校配置計画案について確認。意見交換では、首長らから三十人学級実現に向けた要望などが挙がった。

　はじめに、留萌教育局の齊藤和利局長があいさつ。「高校配置計画案の考え方などについて、検討すべき事項を協議していきたい」と述べ、新しいタイプの高校づくりに向けて、きたんのない意見交換を求めた。

　続いて、新しい高校づくり推進室の松本邦由参事と阿部穣主査が二十八～三十年度の公立高校配置計画案について説明。三十年度には留萌高と留萌千望高を再編し、新設校の普通科に単位制を導入することなどを示した。

　意見交換では、留萌市教委の麻林敏弘教育長が留萌高と留萌千望高の再編について言及。ハード・ソフト両面の充実など、生徒のための学習環境整備の必要性を訴えた。

　そのほか、首長らから三十人学級の実現に向けた要望が挙がったほか、留萌管内における普通高校の配置状況の維持などが求められた。

(道・道教委 2015-08-04付)