高校を地域に残す策を 道教委が渡島管内高校配置計画検討協(道・道教委 2015-08-05付)
公立高校配置計画地域別検討協議会・渡島
【函館発】道教委は七月二十八日、渡島合同庁舎で第二回公立高校配置計画地域別検討協議会を開催した=写真=。全体会では管内の各市町の教育長、校長など約六十五人が参加。質疑応答では、「地域の高校をどう残すか考えてほしい」との要望が挙がっていた。
全体会では、はじめに渡島教育局の辻俊行局長が「入学状況を分析し、二十八~三十年度までの配置計画とその後四年間の見通しについて説明する。皆さんからの意見を聞く貴重な場である。きたんのない意見をお願いする」とあいさつした。
続いて、道教委新しい高校づくり推進室の河村健一主査が二十八~三十年度の配置計画案を説明。二十八~二十九年度の高校配置計画の変更については、八雲高校をセンター校とした長万部高校の地域キャンパス校の導入、函館工業高校定時制課程電子科および機械科の電子機械科への再編などを示した。また、フィールド制や単位制などの新しいタイプの高校について話した。
質疑応答では、傍聴席から「ほかの地域に進学する子どもが地域の担い手として戻らない問題がある。地域の高校をどう残すか考えてほしい」と要望し、道教委からは「地域キャンパス校などで、円滑に連携が進むことを期待している。人口減少については道の対策でも、高校の存在は大切と認識している」と回答した。
閉会に当たり、道教委新しい高校づくり推進室の相馬哲也参事が「九月上旬を目標に配置計画をまとめる。高校を取り巻く状況に対応し、教育環境の維持・充実に努めていく」と話した。
(道・道教委 2015-08-05付)
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