留萌管内小中校長会が研究協議会　学校経営等テーマに研鑚　教育提言をもとに協議

（関係団体 2015-08-10付）

留萌管内小中校長会教育研究協議会

　【留萌発】留萌管内小中学校長会（川俣泰彦会長）は四日、小平町文化交流センターで第六十三回留萌管内小中学校長会教育研究協議会を開催した＝写真＝。研究主題を「新たな知を拓き　人間性豊かな社会を築く　日本人の育成を目指す小中学校教育の推進」と設定。教育課程や生徒指導に関する提言をもとに協議し、学校経営の在り方や校長の役割について研鑚を深めた。

　冒頭あいさつに立った川俣会長は、ネット社会の急速な発展による子どもの生活環境の変化など、様々な変化が学校に押し寄せていると指摘。「変化の時代こそリーダーの手腕が試される。改革の動向をとらえ、そこからもたらされる変化や成果を読み取り、自校の課題解決への道を示すことが大事」とし、そのためには「情報を的確に収集し、真摯に学んでいく必要がある」と、今回の研究協議会による成果を期待した。

　続いて、留萌教育局の齊藤和利局長と小平町教育委員会の吉田芳博教育長が祝辞を述べたあと、全体会に移行。全体会では、留萌市立潮静小の安田善見校長、苫前町立苫前小の堀井理校長、遠別町立遠別中の藤田智哉校長がそれぞれ本年度の分科会研究主題に沿った提言を行った。

　安田校長は「“生きる力”を育む教育課程の編成と校長の在り方」について、堀井校長は「豊かな人間関係を育む生徒指導と校長の在り方」について、藤田校長は「豊かな人間性と創造性を育む教育の充実」についてそれぞれの考えを提示。これをもとに、教育課程と生徒指導の分科会に分かれ、課題解決の方策などについて活発に意見交換した。

(関係団体 2015-08-10付)