上川管内校長会が法制等研究会開催　今日的な課題を協議　上川局・清水課長などの講義も

（関係団体 2015-08-13付）

上川管内校長会が法制研究会・教育経営研究会

　【旭川発】上川管内校長会（松永博一会長）は四日、上川教育研修センターで二十七年度法制研究会・教育経営研究会を開いた＝写真＝。会員約百人が参加し、上川教育局の清水厚次企画総務課長と永澤篤教育支援課長の講義等を通して、法制および教育経営に関する今日的な課題について理解を深めた。

　冒頭、松永会長があいさつ。研究会を通して、学校経営における適切な経営判断を学ぶとともに、会員同士の相互交流によって、学校経営のノウハウを蓄積するよう期待。「愛情と信頼、結束を合言葉に、目の前の子どもに責任をもった学校経営に努めてほしい」と呼びかけた。

　その上で、会員に対し、「道や市町村教委の総合教育会議における大綱を踏まえた学校経営方針の作成」「文部科学省が示した学校現場における業務改善のガイドラインを踏まえた学校経営」「小中一貫教育の推進」の三点を提示。これらを意識して学校経営に取り組むよう求めた。

　つぎに、上川教育局の小野寺一郎局長が来賓あいさつ。①いじめ問題の未然防止、早期発見と早期解消②特別な教科道徳―の二点に言及した。

　①について、自校で定めたいじめ基本方針について、全職員で共通理解を図るとともに、教育相談体制の充実など、いじめを訴えやすい環境づくりを要請した。

　②については、特別な教科として道徳が教科化されることから、改正学習指導要領の趣旨を踏まえ、道徳教師を中心とした推進体制の確立や、道徳の全体計画の見直しなどに着手するよう呼びかけた。

　続いて、上川教育局の清水厚次企画総務課長、永澤篤教育支援課長を講師に迎え、法制研究会を実施。管理面や指導面にかかわる法制について理解を深めた。

　午後からは、法制・教育経営交流会を行い、学校経営にかかわる今日的な課題等について研究協議。このあとの教育経営研究会では、全国的・全道的な同校および管内の質問・要望事項について、道小学校長会、道中学校長会担当者が報告した。

(関係団体 2015-08-13付)