道青少年有害情報対策実行委開く 11月に札幌でフォーラム 27年度事業計画を決定(道・道教委 2015-08-17付)
道青少年有害情報対策実行委員会・セミナー
道青少年有害情報対策実行委員会は十一日、道庁赤れんが庁舎で二十七年度第一回実行委員会・セミナーを開いた=写真=。実行委員会では、十一月に札幌市で「インターネット上の有害情報から青少年を守る道民フォーラムin札幌」を開くことをはじめとした二十七年度事業計画を決めた。
同実行委員会は、携帯電話、インターネットの使用によってもたらされる有害情報やトラブルから青少年を守るため、メディアの安全・安心な利用のための道民の意識醸成を図ることを目的に、二十年度に設立。道や道教委、道警、校長会、PTA団体、通信事業者などで組織し、宮川秀明道環境生活部長が実行委員長を務める。
この日の実行委員会・セミナーには、委員十八人が出席した。
佐藤敏副実行委員長(道環境生活部くらし安全局長)が開会あいさつ。出会い系サイト以外のコミュニティーサイトの利用に起因した青少年の被害が増えている状況などを踏まえ、「知識や経験が不十分なまま、青少年がスマートフォンなどを利用し、犯罪やトラブルに巻き込まれるケースが多い」と指摘した上で、道民フォーラム開催などの取組推進に理解を求めた。
実行委員会では、規約を一部改正したほか、二十七年度事業計画について協議した。
事業目標として、①青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備に向けた地域における意識の醸成②実践的な指導方法を学べる講習を開催することによって、青少年に対する指導等ができる人材の育成③家庭でのルールづくりやフィルタリングの普及促進④青少年が自ら考え、実践・発表することによって、情報モラルが身に付くなど青少年自身のインターネット対応能力の育成―の四点を設定。
二十七年度の主要事業として、「インターネット上の有害情報から青少年を守る道民フォーラムin札幌」を十一月二日午後一時からホテル札幌ガーデンパレスで開く。人間性脳科学研究所所長・澤口俊之氏の講演や、高校生が携帯電話やインターネットについて自ら考え、問題提起するスキットなどを行う。
事業計画には、「ケータイ安全利用普及技術養成講座」開催(二十八年一月、函館市・帯広市)、啓発パンフレット作成・配布(道内小学校六年生の全家庭)、他機関・団体主催事業への協力などを盛り込み、保護者や地域の大人の意識情勢、安全・安心にインターネットを利用できる環境整備に取り組む。
引き続き開かれたセミナーでは、坂井千映氏(道立消費生活センター主任消費生活相談員)が「消費生活相談現場からみたインターネットトラブル」をテーマに講義した。
(道・道教委 2015-08-17付)
その他の記事( 道・道教委)
道教委が各地でイングリッシュ・キャンプ―オホーツク 英語漬けの5日間に 小・中学生ら30人参加
【網走発】道教委は一日から五日間にわたり、ネイパル北見を会場に「北海道イングリッシュ・キャンプ」を開催した。管内の小・中学生など約三十人が参加。英語漬けの生活を通して、異文化や英語に親しん...(2015-08-18) 全て読む
留萌管内道立学校・市町村の27年度文科省・道教委指定事業 いじめ未然防止など推進―留萌教育局まとめ
【留萌発】留萌教育局は、本年度の管内における文部科学省および道教委の指定事業一覧をまとめた。道教委の指定事業では、「いじめ未然防止モデルプログラム事業」や「退職教員等外部人材活用事業」、「...(2015-08-18) 全て読む
道教委が各地でイングリッシュ・キャンプ―十勝 生きた英語で交流深める 英語劇や野外炊飯に挑戦
【帯広発】道教委は二日から四泊五日の日程で、ネイパル足寄を会場に、「イングリッシュキャンプinAshoro~サマーキャンプ」を実施した。小・中学生約三十人が参加。フィールドワークや野外炊飯...(2015-08-18) 全て読む
道教委が道徳教育推進教師等研究協議会 推進教師の取組を共有 パネルディスカッション行う
道教委の二十七年度道道徳教育推進教師等研究協議会(十二日、さっぽろ芸術文化の館)では、「道徳教育の充実に向けた道徳教育推進教師の取組」をテーマにパネルディスカッションが行われた=写真=。パ...(2015-08-18) 全て読む
未来見据えた計画に 道教委が宗谷管内高校配置計画検討協
【稚内発】道教委は七月下旬、稚内総合文化センターで第二回公立高校配置計画地域別検討協議会宗谷会場を開催した=写真=。二十八~三十年度の配置計画案などについて協議。参加者からは、「過去ではな...(2015-08-17) 全て読む
ネイパル森が長期休業中の教員を受入 子どもを学ぶ良い機会に 志賀教諭(留寿都村留寿都中)が参加
【函館発】ネイパル森は、四日から四日間、同所で長期休業中の教員を受け入れた。留寿都村立留寿都中学校(廣澤信弘校長)から志賀光津博教諭が参加し、主催事業「わくわくサマーキャンプ」への運営支援...(2015-08-17) 全て読む
道教委が道徳教育推進教師等研究協議会 考える道徳へ質的転換を 元文科事務次官・銭谷氏が講演
道教委は十二日、さっぽろ芸術文化の館(ニトリ文化ホール)で二十七年度道道徳教育推進教師等研究協議会を開催した=写真=。小・中学校、特別支援学校の道徳教育推進教師、PTA、市町村教委職員など...(2015-08-17) 全て読む
27年3月新規高卒未就職者状況(道まとめ、6月末現在) 非正規雇用者が48%に 「何もしていない」3・2ポイント増
道は、二十七年三月新規高卒未就職者に関する状況(六月末現在)をまとめた。未就職者のうち、非正規雇用者は四七・七%で、対前年比五・八ポイント増加している一方、正規雇用者は一三・四%で、二・四...(2015-08-13) 全て読む
道教委がメディカルキャンプセミナー 医学部進学へ意識高める 4日間にわたり高校生64人が研修
道教委は十日からきょう十三日まで、二十七年度メディカルキャンプセミナーを開催している=写真=。医学部進学を目指す高校二年生六十四人が参加。このうち初日は、札幌医科大学で講演、体験実習を実施...(2015-08-13) 全て読む
中高一貫の方針等で意見 道教委が桧山管内高校配置計画検討協
【江差発】道教委は七月下旬、桧山合同庁舎で第二回公立高校配置計画地域別検討協議会桧山学区を開催した=写真=。地方創生の観点から見た高校配置の考え方、中高一貫教育に関する道教委の方針、高校に...(2015-08-12) 全て読む