朗読や制作スキル学ぶ 札幌市中学校放送教育研究会が中学生対象に技術講習会(関係団体 2015-08-24付)
札幌市中学校放送教育研究会(小路徹会長)は十九日、市内のちえりあで第七十四回中学生のための校内放送技術講習会を開催した=写真=。五十四人の生徒が参加。アナウンサーやテレビ番組制作の講習を通して、朗読の仕方や番組制作の手順について学んだ。
校内放送の果たす役割を学び、番組制作を通して機器やアナウンサーの専門知識を身に付けることが目的。同会と公益財団法人札幌市生涯学習振興財団が主催。
冒頭、近久直人理事があいさつ。二学期には学校祭など様々な行事があることにふれ、「講習会でたくさん勉強して二学期からの活動で力を発揮してほしい」と、それぞれの活躍に期待。話し方のコツや映像制作のポイントなど校内放送に役立てるよう呼びかけた。
オリエンテーションのあと、生徒たちはアナウンサーとテレビ番組制作に分かれて講習を受けた。アナウンサー講習会では、元NHKアナウンサーの穴水重雄氏が講師として指導。心構えや発声練習、朗読の練習などを行ったほか、「うまく読むのではなく、分かりやすく伝えること」「文章の書かれた意味を理解して、自然な息づかいで音声表現をすることが大事」と助言するなど、相手に伝わりやすい読み方について理解を深めていた。
テレビ番組制作では道教育大学附属札幌中学校の伊藤雄一教諭が講師を務めた。伊藤教諭は番組制作について、「何を伝えるか、目的が大切」と説明したほか、「校内放送での対象者は中学校の一~三年生。全員が理解できるよう、考えながら番組を作ってほしい」と呼びかけた。
番組制作の手順や役割について説明したあと、二グループに分かれて番組制作に挑戦。プロデューサーや音声、カメラなど役割を決め、意見を出し合いながら番組を制作した。
同会の布施隆久事務局長は、「今回の講習会でいろいろなことを学び、学校での校内放送を充実させ、自分たちの技術の腕試しとして放送コンテストに挑戦してほしい」と呼びかけた。
(関係団体 2015-08-24付)
その他の記事( 関係団体)
諸課題解決へ連携強化 オホーツク管内小中学校長会が教育研究大会
【網走発】オホーツク管内小中学校長会(東国広会長)は二十一日、第四十三回教育研究大会を北見市内のホテル黒部で開催した=写真=。管内の校長百十九人が参加し、講演や分科会などを通して研鑚を積ん...(2015-08-26) 全て読む
道高校長協会家庭部会が研究協議会 研究発表等通じ研鑚積む 教諭、校長など100人が参加
道高校長協会家庭部会(小松芳幸部会長)は八月上旬の二日間、札幌市内のかでる2・7などで第六十四回道高校家庭科教育研究協議会を開催した=写真=。高校教諭や校長など約百人が参加。初日に研究発表...(2015-08-26) 全て読む
多彩な講座で授業力向上 道高校国語教育研がセミナー等
道高校国語教育研究会(大山節夫会長)は十一日、札幌東高校で二十七年度総会・第四回国語教育研究セミナーを開いた=写真=。百五十人が参加。総会で本年度事業計画を決定するとともに、今後の活動活性...(2015-08-25) 全て読む
日本PTA全国研究大会札幌大会 札幌から子の未来発信 全国から8000人集う
「ひろがれ子の未来(ゆめ)!つながれ親力(おやりょく)!~今 札幌から始まるこれからのPTA」をスローガンに、第六十三回日本PTA全国研究大会札幌大会が二十一日から二日間、札幌市内で開かれ...(2015-08-25) 全て読む
札幌で全国算数・数学教育研 社会とつなげ活かす学び 54年ぶり本道開催に2100人
第九十七回全国算数・数学教育研究道大会・第七十回記念道算数数学教育研究大会札幌大会が八月上旬の四日間、札幌市内のニトリ文化ホールなどで開かれた。全国大会の本道開催は五十四年ぶり。約二千百人...(2015-08-24) 全て読む
本道教育への貢献目指し 道教育大青陵会が研究大会 実践発表や部会などで研鑚
【岩見沢発】道教育大学青陵会(佐藤惠三会長)は八月上旬、道教育大学岩見沢校で第四十二回研究大会を開催した。開会式=写真=では、佐藤会長が研究を通じて本道の教育に貢献するという研究大会開催を...(2015-08-21) 全て読む
オホーツク管内小中教頭会が研究大会 人間性と創造性育もう 150人参加し研究深化
【網走発】オホーツク管内小中学校教頭会(竹次康人会長)は十日、北見市内のホテル黒部で第四十三回研究大会を開催した=写真=。研究主題は「豊かな人間性と創造性を育む学校教育~たくましく生きる子...(2015-08-20) 全て読む
道病弱虚弱教育研究連盟が研修会 児童生徒の豊かな生活へ 講演や実践発表などで研鑚
【函館発】道病弱虚弱教育研究連盟(小林守理事長)は七月三十一日、八雲養護学校(小林守校長)で二十七年度研修会を開催した。「神経筋疾患の児童生徒の豊かな生活を願う、教育および医療からのアプロ...(2015-08-20) 全て読む
道倫研が総会・研究大会を開催 新会長に元紺谷氏(根室西高校長) 前会長・矢倉氏が記念講演
道高校「倫理」「現代社会」研究会(=道倫研)は八月上旬、札幌市内のかでる2・7で、二十七年度総会ならびに第五十回研究大会を開催した。道内各地から四十人が参加。総会では、会長に根室西高校の元...(2015-08-20) 全て読む
道高校長協会等が道教委に要望 教員加配の一層の拡充を 24日に懇談会開き意見交換
道高校長協会(富田敏明会長)、道高校教頭・副校長会(家近昭彦会長)、道公立学校事務長会(永井進会長)は、道教委に対し、『二十八年度北海道文教施策に関する要望書』を提出した。「適正かつ円滑な...(2015-08-19) 全て読む