根室教育局が教職員キャリアアップ研修会　求められる役割等学ぶ　ミドルリーダー育成へ初開催

（道・道教委 2015-08-25付）

　【根室発】根室教育局は十二日、別海町役場で管内スクールリーダー育成プロジェクト教職員キャリアアップ研修会を開いた＝写真＝。本年度新たに始めた事業で、管内の教職経験十年目以上の教諭十三人が参加。講話や演習を通して、ミドルリーダーに必要なものは何かを探った。

　はじめに、小山茂樹局長が「ミドルリーダーへの期待」と題して講話。ミドルリーダーに求められる役割として、学校運営への積極的な参画、職場の活性化、同僚教職員の指導・育成、組織の中の個をつなぐネットワークの構築などを挙げ、「常に改善の方向を探り、戦略をもって対応することが大切」などと述べた。

　塩田直之教育支援課長が学校組織マネジメントについて解説したあと、道教委学校支援主任アドバイザーで、登別市立幌別中学校の前校長・石垣則昭氏が、学校改善の視点と方策について説明した。

　石垣氏は、学校改善の一つの視点として、教職員の合意形成を挙げ、条件と効果について言及。演習も行い、参加者はアクティブ・ラーニングの効果を実感するとともに、実施上の留意点についても理解を深めた。

　このほか、畠山直人企画総務課長がスクール・コンプライアンスについて講義し、参加者は服務規律の保持と徹底について理解を深めた。

　参加者からは「ワークショップ形式で楽しく学ぶことができた」「学校に戻って、やるべきことがたくさん見えてきた」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2015-08-25付)