昇任時の人事評価導入へ 道教委と高校長協会等が懇談会(道・道教委 2015-08-25付)
道教委と高校長協会等が教育懇談会
道教委と道高校長協会(富田敏明会長)、道高校教頭・副校長会(家近昭彦会長)、道公立学校事務長会(永井進会長)の三団体との二十八年度道文教施策要望にかかる教育懇談会が二十四日、道庁別館で開かれた=写真=。道教委は、昇任に当たっての人事評価導入について、法改正が施行される二十八年四月をめどに検討していることを明らかにした。また、優れた人材の発掘・育成、若手の起用に配慮しながら、中長期的展望に立って管理職人事を推進することなどを回答した。=回答詳細は後日掲載=
道高校長協会など三団体は、過日、道教委に『要望書』を提出していた=十九日付1・4・5面既報=。
教育懇談会には、道教委から梶浦仁学校教育局長、赤間幸人高校教育課長など、三団体から各会長、副会長などが出席した。
開会に当たって、梶浦学校教育局長があいさつに立ち、「要望内容からは、国における教育改革の動向をとらえ、高校教育における諸課題の解決に積極的に取り組もうとする強い意思が感じられる。学校現場における具体的な情報を提供いただくとともに、きたんのない要望、意見を伝えていただきたい」と述べた。
三団体を代表して道高校長協会の富田会長も「要望は、本道高校教育の充実のため、三団体が協力して発見した問題の集約であり、懇談会は、道教委と三団体が協力して問題に対する解を見いだすための貴重なプロセス。すべては生徒のためにという方向性のもと、活発な意見交換ができればと考えている」とあいさつした。
そのあと、重点要望事項について意見交換した。
道教委の回答をみると、道立学校運営支援室・教職員事務センターでの業務集約について、その状況や効果を検証し、各道立学校や関係団体から意見聴取しながら、より効率的な学校運営を進める考えを示した。
管理職人事については、優れた人材の発掘・育成、若手の起用に配慮しながら、中長期的展望に立って推進する考えを示した。
昇任に当たっての人事評価の導入は、国の法改正が施行される二十八年四月をめどに、学校職員の能力と業績をより適正に評価し、人事管理に活用できるよう検討していることを説明し、今後、情報提供するとした。
変形労働時間の対象業務については、適切なものとなるよう、引き続き検討していくと表明した。
(道・道教委 2015-08-25付)
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