空知局がイングリッシュ・キャンプ　英語で地域の魅力発信　ＰＲビデオ作成へ取材

（道・道教委 2015-08-26付）

空知教育局イングリッシュキャンプ

　【岩見沢発】空知教育局は十二日から四泊五日の日程で「北海道イングリッシュ・キャンプ in　Sunagawa」メインキャンプをネイパル砂川で開催した。空知をはじめ各管内の小・中学生約三十人が参加。空知の魅力を世界に発信するＰＲビデオ作成に向けて、管内四市町でフィールドワークを実施した。ＡＬＴや留学生、学生ボランティアとの交流を通して英語でのコミュニケーションの楽しさを学んだ。

　同事業は、ＡＬＴや留学生などと英語を使ってともに生活することで、子どもたちの英語力およびコミュニケーション能力の向上を図るもの。「生きた英語」で北海道を発信し、国際感覚を磨くこともねらった。

　空知をはじめとする各管内から小・中学生三十人が参加。このほか、大学生ボランティアや高校生サポートスタッフ約二十人がキャンプの運営を支えた。

　今回のサマーキャンプでは、空知の魅力あるまちを英語で紹介するビデオやパンフレットを作成するため歌志内市、芦別市、赤平市、上砂川町の写真や動画などの素材を収集し、来年一月のウインターキャンプに備えた。

　初日の開会式のあと、「Ｓｏｒａｃｈｉ　Ａｍｂａｓｓａｄｏｒ　ｉｎ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｃａｍｐ」認証式を挙行。空知教育局の針ヶ谷一義教育支援課長が参加者一人ひとりに任命証を授与した。

　続いて英語力を図るための英語テストを実施。このあと、自己紹介や英語を使ったゲームを通して交流を深めた。

　二日目は「ビギナークラス」「チャレンジクラス」の両グループに分かれ、翌日のフィールドワークに備えて役割分担を決定したほか、質問項目を作成。三日目、参加者はグループごとに分かれて各市町を訪問し、各地域の魅力を取材した。

　四日目、参加者は英語学習やゲームを楽しんだほか、野外炊飯場で薪を使った火起こしを体験。起こした火でマシュマロを焼いて楽しむなど、交流を深めていた。　

　最終日には、訪れた四市町を英語でＰＲするプレゼンテーションを実施＝写真＝。ウインターキャンプに向けた目標を定めた。

　参加者は、「たくさんの友達やＡＬＴと五日間、仲良く楽しく英語を勉強することができた」「これからも英語の勉強を頑張って、外国の方と積極的に英会話をしたい」と感想を述べた。

(道・道教委 2015-08-26付)